財政学・経済政策
財政学
財政理論、財政制度、財政事情の各分野から出題されています。
財政理論は、経済原論と重複する部分も多く、ミクロ財政理論では公共財や租税・補助金の余剰分析など、マクロ財政理論では、租税乗数や政府支出乗数による乗数効果などが原論との重複問題として出題されています。財政学特有の理論としては、ミクロ理論として租税の転嫁・帰着、マクロ理論としてはフィスカル・ポリシーや公債の負担理論などが頻繁に出題されています。
財政制度では、日本の予算制度を中心として、予算原則、税制、国と地方財政の関係、財政投融資などが頻出分野となっています。各年度の財政制度の変更や財政改革などについてもよく出題されており、過去には各年度の税制改革や財政構造改革、財政投融資制度の改革などが出題されています。
財政事情では、当該年度の一般会計予算を中心に、公債の発行残高や公債依存度、地方財政、財政の国際比較などが頻出分野です。特に近年の公債問題や財政状況については出題が増加しており、プライマリー・バランスなど新しい用語や概念も出題されています。また、地方上級や市役所などでは地方財政が頻出分野となっています。
経済政策
経済政策は、財政理論と同様にテーマや出題形式が経済原論と重複していることが多く、経済原論の応用問題として考えることができます。
ミクロ経済政策としては、外部性や公共財の最適供給などの市場の失敗、費用逓減産業に対する価格規制、関税など、市場の効率性に関する問題が中心です。
マクロ経済政策では、45度線モデル・IS-LMモデル・マンデル=フレミング・モデルによる金融・財政政策、マネタリストや合理的期待形成学派のマクロ経済安定化政策などが頻出分野です。
経済原論と重複しない分野としては、ローレンツ曲線や負の所得税などの社会保障政策があります。
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